11月5日から6日にかけて、課長・係長研修の一環として東北の被災地を12名で訪問しました。
1日目は宮城県名取市閖上(ゆりあげ)を訪問。
東日本大震災でこの街には9メートルの津波が襲来、住民5,000人のうち、753名が亡くなりました。
「津波は閖上には来ない」という神話や先人の教訓が伝わらなかったなどの理由によりたくさんの犠牲者が出たことを知り、いざという時の備えの重要さを実感しました。

続いて仙台空港横の松林を訪問。
東日本大震災による津波で流された防風林を復興するために活動する田中秀穂さんとともに、クロマツに絡むツルを取る作業をしました。
2日目は当社東北工場を訪問し、工場見学と社員同士との交流をしました。

続いて東京電力福島第一原子力発電所を視察。
3.11から14年経った現在も、廃炉に向けて約4,000人の方が働いている様子を見学しました。
帰宅困難区域を通った際、住宅の入り口にはバリケードがされており、震災当日そのままの様子が残っている姿がありました。
危険な状況下で現在も働いている方々がいることを忘れてはいけないと感じるとともに、今の暮らしがあることに感謝の気持ちが湧きました。
※写真提供:東京電力HD
別世界と思っていた被災地での研修を通して、「もし静岡だったら」と自分ごとと考えた貴重な時間となりました。
