2020年10月に竣工した当社の新事務棟。
詳細図面が完成し、設計事務所と打ち合わせを重ねた結果、3社のゼネコンに見積を依頼した結果T社が落札。
その際、設計事務所に次のように伝えました。
「見積額から“どれだけ安くできるか”という交渉は一切しません。安くすればするほど、赤字で請け負う業者が出てきてしまうから。村田ボーリング技研の工事を引き受けてくださる協力業者さんには、仕事を終えた時に『黒字でよかった』と喜んでもらいたいのです」
工事を請け負う側が「赤字だけど仕方がない」と思って作業するのと、「黒字でありがたい」と思って取り組むのとでは、きっと出来栄えも大きく変わってくるはずです。
設計事務所のT所長さんからは「この仕事をしていて、そういうことを言う発注者は初めてです」と驚かれましたが、竣工後には「会心のできです」とのお言葉をいただきました。
その瞬間が本当に嬉しく、私にとっても大きな喜びとなりました。
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村田ボーリング技研 新事務棟
コメント(1)
おはようございます。
トランプ関税交渉のようなぶっかけでなく、お互い行きのあった取引がいいですね。