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いい会社

2025_03/13

皆さまの前でお話しする機会を得ました!

昨日、モラロジー教育財団所属の日本道経会愛知支部でお話しさせて頂きました。

日本道経会とは、渋沢栄一が提唱した「道徳なくして経済は成り立たず、経済なくして道徳も実現できない」という道徳経済が一体であるという考え。(道経一体)

産業人教育の推進ならびに繁栄と永続の企業の創造につとめ、経済倫理の確立および経済界の安定的発展に寄与し、地球市民の一員として社会に貢献することを目的としている団体です。

愛知支部の皆さまに「いい会社作りに右往左往」というテーマでお話しさせていただきました。

2013年から5年間、法政大学院で教鞭を取られていた坂本光司先生の元で学んだ結論が

「人を大切にする会社」でないと生き残っていけない。

「社風を変えるには思い立った時から10年はかかる」というようなお話をしましたが、一つでも参考になれば幸いです。

終了後の食事会で、人を大切にする経営で有名な西精工の西さんも登壇したとか、坂本光司先生も登壇
したということを聞いて冷や汗たらり・・・!!

私の話しは果たして参考になったのかな???

日本道経会 愛知支部

2025_03/03

「業績が高いのは?」

「業績が高い企業のモチベーションが高いのではなく、モチベーションが高いから業績が高いのである」と坂本光司先生

坂本先生の調査研究によれば、

「業績が高い企業には、社員のモチベーションが高い企業もあれば低い企業があり、企業の業績と社員のモチベーションの間には明確な相関関係はない」と言います。

しかし、「モチベーションが高い企業だけを抽出し、その業績を調べてみると、例外なく、その業績は高く、明確な正の相関が確認できる」と。

なるほど・・・、

企業の業績が悪いのは、社員のモチベーションが低いということなのか・・・。

坂本光司著「経営者のノート」

2025_02/05

「自分を成長させてくれているんだ!」

「やる気のない部下が立派なリーダーを育ててくれる」と福島正信さん。

福島先生の話しを聞くと「なるほどなぁ!」、「自分は何もできていないなぁ」と反省させられます。

・・・・・・・・
考え方の視点を変える。

自分の成長のためにやる気が無い振りをしてくれている。

成長しようと思っているリーダーにはありがたい部下になるし、成長しようと思わないときには困った部下になる」

人は学ぼうと思った時に成長していく。

福島正伸さん 「みんな、だいすき~!」


2025_01/18

「いい会社の3つの共通項目!」

「いい会社の3つの共通項目」と大久保寛司さん

1、心から湧き出る笑顔
2、場の雰囲気がいい
3、掃除が行き届いている

人を大切にする経営を提唱されている坂本光司先生は、下記の3つを挙げています。

1,事務所に入った時の空気感
2、社員を大切にしている食堂か?
3,トイレが綺麗か?


私も少なからず数多くの会社訪問させていただいておりますが、心から湧き出る笑顔というのは、作り笑顔ではできません。

チーム内が活き活きワクワクして活性化していることで自然体の素敵な笑顔になるのでしょうね。

写真:伊那食品工業の塚越寛最高顧問(10年前に撮影)

塚越寛さん

2024_12/01

坂本光司先生の言葉は学生の心に響いたようです!

昨日「”人を大切にする”しずおか合同説明会」vol.2を開催。

今年2月にも開催いたしましたが、参加していただいた学生の皆さんには大反響でした。

求人目的ではなく、

「学生のために何かしたい」

「充実した就活や社会人生活を送ってもらいたい」

そんな思いからイベントを開催しています。

今回の目玉は、約8,500社の会社を現地現場で調査されてきた「人を大切にする経営学会」会長である坂本光司先生の基調講演。

テーマは『今、君たちに伝えたい事~人生を捧げる会社の選び方~』

学生の皆さんだけでなく、社会人の我々の心にも響く内容でした。

「自分は東京の上場会社に入りたいと思っていたが、坂本先生のお話しから今の自分にはない考え方があることを学んだ。参加して良かった」など、学生たちにとって大きな気づきの時間だったと思います。

午後は主催する5社の企業がHPには載せきれない人を大切にする取り組み・インターンシップの紹介や少人数制の座談会を開催し、人を大切にする企業ってどんな会社なのか、人を大切にする企業で働く人はどんな人なのかの情報共有をしていただきました。

参加した学生の皆さまや企業の皆さまにとって有意義な時間だっと思います。

静岡市役所の関係者やマスコミの方も取材に来て頂きました。

坂本光司先生

2024_11/29

「辞めてから会社に1度も行っていません!」

昨日、2ヶ月ごとに開催される「静岡県中小企業経営革新フォーラム21」(顧問  坂本光司先生)に出席。

講演者は、元島根電工(株)社長の荒木さん。

(2021年に第11回「日本でいちばん大切にしたい会社」大賞 中小企業長官賞受賞)


昨年4月に会社を辞める際に会長職にも相談役に就かず「スパっ」と引退されました。

「坂本先生から話してくれと言われて、辞めてから初めて人前で話します」

入社してからどのようにして、社員を大切にしながら島根電工を成長させてきたか。

久しぶりに荒木節を聞くことができました。

島根県を代表する会社に(社員650人)に育てた荒木さん。

恐らく島根県では知らない人はいないと思われる会社です。

質問タイムで2つのことをお聞きしました。

Q「辞める際になぜ会長職とか相談役になって残らなかったのでしょうか?」

A「会社に残ると絶対に横やりを入れてしまう。自分が居なくても経営していけることは後継者に教え
てきました。辞めてから1度も会社に行ったことがありません」

Q「やり残したことはあるでしょうか?」

A「ありません」

このような考え方の人だから島根電工を素晴らしい会社にしてきたのは間違いありません。

荒木さんの年齢75歳、高度成長時代からバブル時代を過ごしてきた団塊の世代は家庭を振り返らずに仕事一筋に生きてきたので、残りの人生は奥さん孝行をするそうです。

2024_11/16

高い業績と低い業績の店長の差は?

2013年から法政大学大学院  政策創造研究科  坂本光司研究室で4年間学ぶ機会を得ました。

当時、共に学んでいる春木さんが坂本光司研究室ブログに投稿した記事ですが、とても興味深い内容です。

ちょっとしたことの差の積み重ねは、大きな違いになるものですが、記事を読んで「なるほどなぁ〜」と。

・・・・・・・・・・・

「55%と33%の差」

今期、人的資源管理論を受講しています。講義の中で紹介された資料から、車販売店の高業績店8店舗と低業績店8店舗の店長の行動調査から導かれた事例をご紹介します。

行動調査は、店長の全ての行動を逐一チェックし、店長の発言、スタッフとの会話内容、店長の指示を受けたスタッフの行動など、店舗で行われている店長行動は細大もらさず記録しています。

これら店長の行動記録は、出勤から退社まで、トイレ以外は全ての行動にぴったりくっついて、行動の一部始終を記録したものです。

この調査から、高い業績の店長にはそれぞれ共通した行動が存在し、低い業績の店長にもそれぞれ共通した行動があることが分かったのです。

その中で、特徴的なことは、高い業績の店長は周囲とのコミュニケーションに勤務時間の55%を使い、低い業績の店長のそれは33%だったのです。

こうして導きだされた高業績店の店長行動は、
①コミュニケーション、
②動機づけ、
③ベクトル合わせ、
④お客さま志向、
⑤人材育成、
⑥役割分担、
⑦店舗営業と管理という〈7つのベストプラクティス〉として抽出され、高い業績を上げているよい店長の行動がベンチマークされて、他の店長のマネジメント行動改革の指標となっていったのです。

下表はそれぞれの店長の行動特性をまとめたものです。