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2025年8月7日

2025_08/07

浜松市はなぜうなぎ屋が多いの?

以前から「浜松といえばうなぎ」「うなぎといえば浜松」といわれてきました。

なぜ浜松市はなぜうなぎ屋が多いのでしょうか?

浜松市にうなぎ屋が多い理由は、主に以下の5つの歴史的・地理的・経済的要因による。

1、天竜川や浜名湖など「うなぎの自然生息地」があったから
浜名湖には海水と淡水が混ざる環境(汽水域)があり、うなぎが好んで生息・成長する条件が整っており、天然うなぎの好漁場として古くから知られていた。
また、天竜川などの河川からも天然うなぎが多く獲れていたため、地元のたんぱく源・郷土食として定着していった。

2、明治~昭和にかけてうなぎ養殖が盛んになったから
1900年代初頭に浜名湖でうなぎの稚魚(シラスウナギ)の養殖技術が開発され、地域の新しい産業として急成長。
特に1930年代以降、浜名湖周辺には多数のうなぎ養殖業者・出荷業者・加工業者が集まり、うなぎの一大産地になった。

3、 鉄道交通の発展とともにうなぎ弁当文化が広がる。
明治以降、東海道本線・東海道新幹線の発展により、浜松は交通の要衝に。
浜松駅では「うなぎ弁当」「うなぎ飯」が駅弁の定番メニューとして人気を集め、観光客や出張客が「浜松といえばうなぎ」となる。

4、「うなぎ」と「浜松ブランド」の結びつき
浜松市は、地元の名物としてうなぎを観光資源・ブランド価値として活用。
「浜名湖うなぎ」は地域団体商標登録(2007年)もされており、市や観光協会が積極的にPR
「浜松まつり」「うなぎいも」「うなぎパイ」など関連商品も多く展開し、街全体がうなぎ文化を育ててきた。

5、地元の飲食文化・人々の愛着
地元住民にも「月に一度はうなぎを食べる」という文化があり、地場消費も安定。
「誕生日にうなぎ」「外食といえばうなぎ」といった習慣が根づいており、自然と店の数も多くなった。

現在、浜松市には100軒以上のうなぎ店があるといわれている。

うなぎ