恩師、坂本光司先生は10年以上前から、「人を大切にする経営用語事典の出版を発刊したい」という希望を持っていました。
「一人では執筆できないので数多くの協力者が必要」だとも・・・。
私は、以前から本を読むことや書く事が苦手でしたので、事典の発行に関るなんて他人事に思っていました。
募集があったら手は挙げなかったと思います。
昨年1月の冬休み中に、坂本先生から電話が入りました。
「村田さん、人を大切にする経営用語事典の編纂チームができ、1月6日(土)に静岡駅近くの会議室で打合せをするので、時間に余裕があれば、どんな様子なのかみにきませんか?」
静岡市内に住む私としては断る理由もありません。
気軽に参加した結果、編纂作業にどっぷり漬かることに・・・。
結局、6人の編纂事務局が中心となり、執筆者、査読者、編纂委員会のみなさん(135名)の応援のお陰で出版することとなり、
一昨日の「人を大切にする経営用語事典」出版記念祝賀会は多いに盛り上がったと同時に感動の会でもありました。
編纂事務局の佐々木さん、浅野さん、有村さん、岡田さん、鈴木さん本当にご苦労様でした。
素晴らしい仲間に恵まれたことにも感謝です。
そして、落ちこぼれの私を見捨てずに引っ張って頂いたことにも感謝・感謝です。
「皆さん、ありがとうございます。」
これからは、広く手に取って貰えることに力を入れて行きます。
写真:編纂事務局メンバー
人を大切にする経営用語事典の編纂メンバー
2025_05/19
「素敵な仲間に恵まれ、引っ張っていただきました!」
2025_05/11
坂本光司先生の想いが詰まった事典が出版されました。
坂本光司先生が10年以上前から出版したいと切望していた「人を大切にする経営用語事典」が5月9日に出版となりました。
坂本先生は、
業績向上や企業の成長発展を目的にした経営学における用語解説内容を根本的に変えない限り、真の経営目的である関係者の幸せの追求・実現は不可能と考えていました。
効果・効率や業績ではなく、社員ひとり一人の働きがいや働きやすさ、損得ではなく善悪こそを、経営活動の指標にした経営学こそ実践して欲しい経営学であるので、一日も早く人を大切にする経営に気づいていただき、そして実践て欲しいと。
人を大切にする企業が多くなれば、わが国の経済社会が抱える「税収不足」「少子高齢化」「地方の衰退」等、深刻な問題が解決できるといいます。
坂本先生の「人を大切に~」という考えは以前より提唱されていましたが、やっと時代が追い付いてきました。
是非ともお買い求めください。
「人を大切にする経営用語事典」 税込み8,800円
Amazon
https://amzn.asia/d/gFHkSZL
下記は事典に掲載されている1000項目の抜粋ですが、
上段(A)が一般の経営辞典で、
下段(B)が人を大切にする経営用語事典に掲載されている内容です。
1,企業とは?
(A)利益を目的として商品やサービスを生産・販売し、経済活動を行う組織のこと。
(B)企業とは関係する人々を幸せにするための場所。
②経営とは?
(A)事業活動を効果・効率的に行うための管理手法。
(B)経営とは関係する人々を幸せにすること。
③人件費は?
(A)コスト。
(B)人件費は関係する人々の豊かで安定した生活のための目的。
④利益率は?
(A)高ければ高い方が良い。
(B)利益率より重要なのは人件費や未来活動的経費、法定外福利厚生利益率はほどほどが望ましい。
⑤企業経営の目的は?
(A)株主価値の最大化。
(B)企業経営の目的は関係する 5人(者)の幸せの追求。
⑥急成長・急拡大は?
(A)正しい。
(B)年輪経営が正しい。
⑦社長とは?
(A)その企業のトップである。
(B)社長とは、「経営者という名の仕事をする社員のこと」。
⑧価格競争とは?
(A)価格の安さを競う経営。
(B)価格競争は必ずといっていいほど誰かを犠牲にする。
非価格競争こそ企業がやるべき競争である。
写真:
左「人を大切にする経営学用語事典」
右:人を大切にする経営学用語事典 発行記者会見
左から、
編集長:坂本先生、副編集長:三村先生、発行会社:(株)アイワード奥山社長
![]() |
![]() |
2025_04/26
「なぜこの会社に人財が集まるのか」
坂本光司著「なぜこの会社に人財が集まるのか」
読む度に気づきや学びがあります。
求人難が当たり前の時代となるなかで、下記の「「10の特長」を一つでも多くもつ企業は、厳しい時代でも生き残っていける確率が高いのではないでしょうか?
弊社も、一つでも多くなるよう努力して行かなければなりません。
・・・・・・・・・・・・・・・・・・・
人は、規模や知名度よりも”人を幸せにする会社”を選ぶ。
「10%の超優良企業だけがやっている”人を幸せにする”経営」とは、
人財が集まる企業の10の特長
「好不況にかかわらず好業績を持続している企業は、例外なく人財が豊富に存在しているばかりか。そのモチベーションが他の一般企業と比較して抜きん出て高い。」
「近年の企業間格差の最大要因は、モノやカネなどはなく『人財力格差』である」
1、新卒人財の確保に熱心
2、良い経営理念の存在
3、魅力的経営者の存在
4、大家族的経営の実践
5、オンリーワン経営の実践
6、感動経営の実践
7、社員第一主義経営の実践
8、本業を通じた社会貢献活動
9、積極的な情報発信
10、利他の経営の実践
2025_03/13
皆さまの前でお話しする機会を得ました!
昨日、モラロジー教育財団所属の日本道経会愛知支部でお話しさせて頂きました。
日本道経会とは、渋沢栄一が提唱した「道徳なくして経済は成り立たず、経済なくして道徳も実現できない」という道徳経済が一体であるという考え。(道経一体)
産業人教育の推進ならびに繁栄と永続の企業の創造につとめ、経済倫理の確立および経済界の安定的発展に寄与し、地球市民の一員として社会に貢献することを目的としている団体です。
愛知支部の皆さまに「いい会社作りに右往左往」というテーマでお話しさせていただきました。
2013年から5年間、法政大学院で教鞭を取られていた坂本光司先生の元で学んだ結論が
「人を大切にする会社」でないと生き残っていけない。
「社風を変えるには思い立った時から10年はかかる」というようなお話をしましたが、一つでも参考になれば幸いです。
終了後の食事会で、人を大切にする経営で有名な西精工の西さんも登壇したとか、坂本光司先生も登壇
したということを聞いて冷や汗たらり・・・!!
私の話しは果たして参考になったのかな???
日本道経会 愛知支部
2025_03/03
「業績が高いのは?」
「業績が高い企業のモチベーションが高いのではなく、モチベーションが高いから業績が高いのである」と坂本光司先生
坂本先生の調査研究によれば、
「業績が高い企業には、社員のモチベーションが高い企業もあれば低い企業があり、企業の業績と社員のモチベーションの間には明確な相関関係はない」と言います。
しかし、「モチベーションが高い企業だけを抽出し、その業績を調べてみると、例外なく、その業績は高く、明確な正の相関が確認できる」と。
なるほど・・・、
企業の業績が悪いのは、社員のモチベーションが低いということなのか・・・。
坂本光司著「経営者のノート」
2025_02/05
「自分を成長させてくれているんだ!」
「やる気のない部下が立派なリーダーを育ててくれる」と福島正信さん。
福島先生の話しを聞くと「なるほどなぁ!」、「自分は何もできていないなぁ」と反省させられます。
・・・・・・・・
考え方の視点を変える。
自分の成長のためにやる気が無い振りをしてくれている。
成長しようと思っているリーダーにはありがたい部下になるし、成長しようと思わないときには困った部下になる」
人は学ぼうと思った時に成長していく。
福島正伸さん 「みんな、だいすき~!」
2025_01/18
「いい会社の3つの共通項目!」
「いい会社の3つの共通項目」と大久保寛司さん
1、心から湧き出る笑顔
2、場の雰囲気がいい
3、掃除が行き届いている
人を大切にする経営を提唱されている坂本光司先生は、下記の3つを挙げています。
1,事務所に入った時の空気感
2、社員を大切にしている食堂か?
3,トイレが綺麗か?
私も少なからず数多くの会社訪問させていただいておりますが、心から湧き出る笑顔というのは、作り笑顔ではできません。
チーム内が活き活きワクワクして活性化していることで自然体の素敵な笑顔になるのでしょうね。
写真:伊那食品工業の塚越寛最高顧問(10年前に撮影)
塚越寛さん