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2025年7月13日

2025_07/13

神職の役職ってどうなっているの?

神職の役職ってどうなっているの?

「宮司さん」は誰でも知っていますが、その下の役職名ってどうなっているの?

禰宜(ねぎ)とか権禰宜(ごんねぎ)とか聞いたことがありますが、どちらの役職が上なのか下なのか全く分かりません。

そこで、いつものように調べてみました。

なるほどねぇ・・・。

・・・・・

神社の規模や体制によって異なるが、一般的に以下の役職が置かれる。

宮司(ぐうじ)
その神社の最高責任者であり、神職・職員を統括。
各神社に原則として1名のみ置かれる。
一般企業の社長に相当。

権宮司(ごんぐうじ)
宮司を補佐し、宮司の代理を務める役職。
規模の大きな神社にのみ置かれることが多く、必ずしも全ての神社にいるわけではない。
一般企業の副社長に相当。

禰宜(ねぎ)
宮司を補佐し、権禰宜以下をまとめる管理職的な役割を担う。
古くは「神に祈祷を行う者」という意味があった。
一般企業の常務~課長級に相当。

権禰宜(ごんねぎ)
宮司や禰宜の指示を受け、社務や神事に直接従事する実務的な役職。一般企業の主任~社員に相当。

神職を名乗れるのは、基本的にこの権禰宜以上とされる。

出仕(しゅっし)
神職の見習いや、正式な神職になる前の段階の呼称で正式な神職とはみなされない場合もある。

ちなみに袴の色も神社本庁の定めにより違います。

特級: 白の袴に白地の紋様入り
最も高い身分で、全国でもごく少数(約0.4%)の神職のみが着用。

一級: 紫の袴に白地の紋様入り
特級に次ぐ身分で、紫色の袴に白い紋様。

二級上: 紫の袴に薄紫の紋様入り
紫色の袴ですが、紋様が薄紫で控えめ。

二級: 紫の袴(紋様なし)
中堅の神職が多く着用する、紋様のない紫色の袴。

三級・四級: **浅葱色(あさぎいろ)**の袴(紋様なし)

神職として奉仕を始めたばかりの若手や、比較的新しい神職が着用する、薄い青緑色のような袴。

写真:静岡護国神社