12月11日(木)、東京出張のため静岡駅から東京駅へ向かう新幹線の車窓から、富士山に見事な笠雲(かさぐも)がかかっているのが見えました。
子どもの頃から「富士山に笠雲がかかると翌日は雨が降る」と言われてきましたが、なぜ雨の前触れとされるのでしょうか?
調べてみると、富士山に笠雲がかかるのは、主に次のような気象条件が重なったときだそうです。
まず、富士山周辺に湿った空気が流れ込んでいる場合。
低気圧や前線、台風の接近などで南〜南西から湿った風が吹き込むと、その空気が富士山にぶつかって上昇し、山頂付近で雲が発生しやすくなります。
次に、上空で比較的強い風が吹いている場合。
山に当たって持ち上げられた空気が、一定の位置にとどまりやすくなり、まるで笠をかぶったような雲の形になります。
笠雲は一年を通して見られますが、特に暖かい季節に多く、天気が下り坂に向かう前、つまり雨の前に現れやすいのが特徴だそうです。
そのため、「富士山に笠雲がかかると翌日は雨」と言い伝えられてきたのですね。
自然のサインには、やはり意味があるものです。



コメント(2)
これが富士山のかさ雲と言われるものかぁ。
初めて写真で見ました。
おはようございます。
登山は勿論、農業や漁業者は観天望気は重要です。
今は天気予報も正確ですけど。