田畑を眺めていたら、農機具メーカー・ヤンマーの「ヤン坊・マー坊」のテレビCMを思い出しました。
ふと、「なぜヤンマーという社名なのだろう?」という疑問が湧き、調べてみることに。
商標が誕生したのは1921年。
HPによれば、豊作を象徴するトンボの王様「ヤンマトンボ」(オニヤンマ・ギンヤンマなどの総称)と、創業者・山岡孫吉氏の「ヤマ」を掛け合わせて名付けられたそうです。
とんぼは昔から「勝ち虫」と呼ばれ、武将たちにも愛されてきました。
その由来のひとつに、雄略天皇が狩りに出かけた際、腕に止まったアブを大きなトンボがさらって行き、「強い虫=縁起の良い虫」とされたというエピソードも残っています。
さらに、ヤンマーのロゴマークは「トンボの羽」がモチーフとのこと。
社名だけでなく、ロゴデザインにも創業者の想いと日本文化が息づいています。
企業のブランドづくりの奥深さを、改めて感じた瞬間でした。


