村田ボーリング技研の経営理念には、次の一文があります。
「我が社は、社員とその家族、そして取り巻くすべての人々の安心と幸福を実現するために、一人ひとりが品性の向上と三方良しの経営を目指し、存在感のある企業として社会の進化発展に貢献する。」
この理念は、1967年(今から58年前)に父がつくったもので、理念の実現を目指していました。
全文にはさらに続きがありますが、核となる想いはこの一文に凝縮されています。
では、理念にある「品性」とは何を指すのでしょうか。
品性の向上とは、人としての内面を磨き、信頼されるふるまいを身につけていくこと。
礼儀や思いやり、謙虚さ、誠実さ、そして感謝の心。
こうした姿勢が品性を形づくります。
能力や知識は時間と共に身についていきますが、品性は日々の小さな行動の積み重ねでしか育ちません。
挨拶やお礼を丁寧にする、嘘をつかず約束を守る、感情に流されず落ち着いて対応する、誰かのためにひとつ行動を増やす。
こうした習慣が、少しずつ品性を高めていく。
品性が高い人は、周囲に安心感を与え、自然と信頼されます。
松下幸之助氏が
「企業は人なり。人は品性なり」
と語った通り、会社の文化は社員一人ひとりの品性の総和です。
今日からできる小さな一歩が、自分自身の魅力となり、そして良い会社づくりにもつながっていく。
私はそう信じています。
写真:ベテラン職人(故)Sさん



コメント(1)
おはようございます。
有機農業の西村和雄ようございます。
有機農業の西村和雄先生の言葉
「氏より育ち」
日々精進ですね。