昨日、我が家ではひな人形を飾りました。
一年間、暗い箱の中で出番を待っていたお人形たち。
「ようやく外に出られたね」と、お人形たちの喜ぶ声を想像しながら、妻と一緒にゆっくりと時間をかけてセッティングをしました。
現在、私には6人の孫がいますが、女の子は1人です。
この立派な七段飾りをセットするのは、正直なところ時間も労力も必要です。
しかし、毎年欠かさず飾ることで、孫たちが大人になったとき「おじいちゃんとおばあちゃんの家では、毎年ひな人形を飾ってくれていた・・・」と、そんな温かい記憶が心のどこかに残ってくれれば、これほど嬉しいことはありません。
ふと、「なぜひな祭りに人形を飾るのだろう?」と気になり、改めて調べてみたところ、単なる飾り物ではない、深い「祈り」の意味が込められていました。
ひな人形にこめられた由来
・厄払いの儀式「流し雛」 古代中国の、川の水で心身を清める行事が日本に伝わったもの。自分の汚れを移した紙の人形を川に流す習慣が、今のひな祭りのルーツだと言われている。
・平安時代の「ひいな遊び」 平安貴族の間で流行した、紙の人形を使ったおままごとのような遊び。
「ひいな」には「小さくてかわいらしいもの」という意味がある。お内裏様とお雛様は、理想の夫婦像の象徴で、「良いご縁に恵まれますように」という願いも込められている。
・身代わりとしての守り神 江戸時代、人形は「流すもの」から「飾るもの」へと変化した。人形が子供の身代わりとなって、災いや病気を引き受けてくれると信じられるようになった。
立派なひな壇を飾ること。それは「良い縁に恵まれ、幸せな人生を送れますように」という、親や祖父母の願いが形になったものなのですね。
ひな人形は、子供が健やかに成長し、災いから守られるための「祈りの象徴」なんですね。
モノづくりにおいて「使う人の顔を想像して商品に真心込める」ことを大切にしている弊社ですが、家族への想いも同じです。
人形を一つひとつ丁寧に並べる時間は、孫の幸せを祈る大切なひとときとなりました。

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