伊勢神宮に代表されるように、神社の参道には白い砂利が敷き詰められています。
なぜ砂利道なのだろう?と思い調べてみると、そこには深い意味がありました。
まず、石や砂利には「不浄を祓う力」があるとされ、参道を清らかに保つだけでなく、歩く人の足を自然に清める効果がある。
また、土のままでは俗世と神域の境があいまいですが、砂利を敷くことで「ここからは神様の領域ですよ」という結界の役割を果たしている。
さらに「ジャリジャリ」と踏む音には、邪気を祓ったり、神様に参拝者の訪れを知らせたりする意味も込められている。
実用面でも、雨水をよく通すため地面がぬかるみにくく、雑草も生えにくいので美しい景観が保たれる。
なるほど、砂利一つにも神社の奥深い心づかいが込められているのですね。
写真:静岡護国神社参道
神社の砂利道
コメント(1)
なるほど。そういう意味があったんですか。
常日頃、何気なく歩いてます。
一般の家庭では防犯の為、とは聞きますね。