私が村田ボーリング技研に入社し、名古屋工場の製造担当に配属されたのは45年前。
入社初日のことは、今でも鮮明に覚えています。工場内に設置されたクレーンを動かそうと、ペンダント式の操作器を片手で扱っていた時のことです。
それまで「優しい叔父さん」だと思っていた常務から、突然、厳しい口調で怒鳴られたのです。
「両手を使え!」
その一言に、私は全身が凍り付くほど驚きました。それと同時に、「仕事場とはこれほどまでに厳しい場所なのだ」と身をもって教わった瞬間でもありました。
それ以来、私はクレーンの操作だけでなく、あらゆる場面で「両手」を意識するようになりました。
例えばクレーン操作なら、「東・西」と「南・北」を片手ずつで操作し、一度に2方向へ同時に動かす。そうすることで、作業効率は劇的に変わります。
この「両手を使う」という習慣は、45年経った今でも私の思考のベースにあります。
一つのことだけでなく、常に多角的に、そして効率的に物事を進める。
あの日の叱咤激励が、今の私の仕事のスタイルを作ってくれました。
写真、11年前に80歳で勇退したK常務。現在91歳。
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コメント(8)
おはようございます。
躾ですね。
すばらしい。
おはようございます。
まず、このイラストが強烈です。
分かりやすいです。
80歳で勇退されたのですね。ベテランを大切にする会社ですね。
素晴らしい!
ぽちっ
溶射屋さん、おはようございます。
今朝の記事を読ませていただいて、製造現場にで働いていたころを思い出しました。
なぜそこまで細かく、と新人の頃は思ったことも、しっかりとした理由があることが理解できるとその意味が分かってきました。
昔は怖い先輩方がたくさんいましたね。時代と共にいろいろと変わったと思いますが、変えてはいけないこともあるのかなと思いました。
今日もよろしくお願いします!
「両手を使え!」
なるほど。耳にささる言葉だな。
「片手間」って言うのはそれの反語・・・かしら。
ネクタイの好みが同じようですね。
91歳お元気ですね!
まだまだ、会社のために動い欲しい方ですね。
こんにちは。
「両手を使え!」
愛の鞭ですね。
それを理解できるか、出来ないかで
その後の仕事の姿勢が変わってきますね。
こんばんは。
なるほそ、そうなんです。きっとこれには事故防止の観点もあるのではないかとイラストを見て思いましたよ。
おはようございます。
どこまでが愛情で、どこからがハラスメントになるのか??
受取側の意識もあり、ほんと難しい時代です。