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2025_11/12

ソニーが挑んだ「電卓戦争」SOBAXが語る時代の記憶

父が生前使っていた古い電卓、ソニー製「SOBAX ICC-610」。

調べてみると、1969年に発売されたもので、当時の価格はなんと29万8千円。

今の価値に換算すると、100万円を超える高級機です。

前身モデルのICC-500(1967年発売)はバッテリー駆動まで可能という“モバイル電卓”の先駆けでした。

当時は電卓市場が急拡大し、40〜50社が参入。

「電卓戦争」と呼ばれるほどの競争が繰り広げられ、1970年には市場規模が1000億円に達したといいます。

しかし、ソニーは3年後の1973年、この分野から撤退。

激しい競争の中で利益が薄れた“時代のうねり”を感じさせます。

SOBAXは、技術革新の熱気と挑戦の象徴として、今も静かにその歴史を語り続けています。

ソニー製「SOBAX ICC-610」

ソニー「SOBAX ICC-610」

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