昨日、伊那食品工業株式会社の最高顧問である、故・塚越寛氏のお別れの会に参列してきました。
伊那食品工業の経営理念は、「いい会社をつくりましょう」。
塚越さんは生前、「会社というのは、社員を幸せにするためにある」と言い切っておられました。
1958年に操業した同社に創業半年後に入社され、1983年(昭和58年)から2005年までの22年間にわたり社長を務められた塚越さん。
まさに「人を大切にする会社」として、日本一の企業を作り上げた偉大な経営者です。
トヨタ自動車の豊田章男氏が、社長時代に「私の家庭教師です」と言わしめたことでも知られています。
お別れの会の会場(伊那食品工業)には、豊田章男氏のお姿もありました。
近くで記者の囲みインタビューを聞いていたのですが、「豊田さんにとって、塚越寛さんはどのような存在でしたか?」という質問に対し、豊田氏が「私のおやじのような存在でした」と答えておられたのがとても印象的でした。
会場でいただいた資料の中に書かれていた、塚越さんの直筆の手記。
「成長はゆっくりでも 末広がり形になっていれば、みんな幸せです 会社もゆっくり末広がり の年輪経営を! 末広がりのために、どうすべきかを! 塚越 寛」
「年輪経営」という教えを残し、日本中の経営者に勇気を与え続けてくださった88年間の人生。本当にお疲れ様でした。
心よりご冥福をお祈り申し上げます。
追伸
塚越さんのことを良く知る方から、「豊田章男会長のご参列は伊那食品工業の社長、専務の悲願だった」とお聞きしました。
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