社長ブログ
溶射屋
日々の気づきを投稿中

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2026年5月

2026_05/03

自分の外に「もう一人の自分」を置く!

毎朝の事務所朝礼。

大久保寛司氏の著書『考えてみる』の一節を読み、そのテーマについて隣同士で感想を感想共有をし合うことをしています。

先日、心に深く残るやり取りがありました。

その日のテーマは、「他人のことは分かるけれど、自分のことは分からないもの」。

私たちはつい、周囲の言動には敏感になり、あれこれと理屈をつけてしまいがちですが、いざ「自分自身」のことにると棚に上げていることが多いことに気づかない。

そんな対話の中で、Sさんが、こう語ってくれました。

「かつて、自分の中に『もう一人の自分』を置いて、いつも自分の行動をチェックしなさい、と教わったことがあるんです」

この言葉を聞いた瞬間、ハッとさせられました。

私たちは誰かに見られているとき、あるいは評価される場では、背筋を伸ばして行動しようとします。

しかし、誰も見ていないところではどうでしょうか。

もし自分の中に、もう一人の自分がいて。

自分の振る舞いを一歩引いた場所からじっと見つめ、「お前の今のその行動は、本当に正しいのか?」

と問いかけてくるとしたら。

そう想像するだけで、スッと身が引き締まるような感覚を覚えました。

他人の振る舞いに心を乱されるのではなく、自分自身の内なる視線と向き合うこと。

その「内なる鏡」を磨き続けることこそが、人としての誠実さや、経営者としての覚悟を支えるのだと改めて教えられた気がします。

皆さんの心の中には、今どんな「もう一人の自分」が語りかけているでしょうか。

日々の何気ない対話の中にこそ、人生を豊かにする宝物が隠れています。

写真:Ai生成画像の村田光生。

2026_05/02

「今日の歴史的対戦のタイトルマッチ、なぜ地上波放送がない?」

本日、ボクシングファンならずとも日本中が注目する歴史的な一戦が行われます。

●井上尚弥  VS  中谷潤人

井上尚弥:現WBC世界バンタム級王者。4団体統一王者(無敗)
中谷潤人:無敗のまま世界3階級制覇(無敗)

●井上拓真  VS  井岡一翔

井上拓真:元WBC世界バンタム級王者(井上尚弥の弟)
井岡一翔:世界4階級制覇のレジェンド

しかし、「なぜ、こんなに注目される試合がテレビの地上波で放送されないのでしょうか?」

今回の試合は、NTTドコモの配信サービス「Lemino」による独占有料配信(PPV:ペイ・パー・ビュー)となっています。

AmazonプライムビデオやABEMA、地上波テレビでの中継はありません。

なぜ、有料ネット配信でしか見ることができないのか、調べてみました。

●ボクシング界の「PPV(ペイ・パー・ビュー)」化

近年、ボクシングのビッグマッチは世界的に「見たい人が直接視聴料を払う」PPV方式が主流になっている。

地上波放送は広告収入(スポンサー料)が主な財源ですが、今回のように東京ドームで開催される大規模なダブル世界タイトルマッチともなると、選手のファイトマネーや興行規模が膨大になり、従来の広告モデルだけでは賄いきれなくなっているという背景がある。

●NTTドコモ(Lemino)による大規模な協賛

今回の大会は「NTTドコモ presents」として開催されている。

ドコモが自社の配信サービス「Lemino」のコンテンツとして独占配信権を確保することで、大会全体の運営を支えている側面がある。

これにより、一部のドコモの特定プラン契約者が追加料金なしで視聴できるといった、キャリア独自の特典も生まれています。

●視聴の多様化と高画質配信

ネット配信は、スマホやタブレットで「いつでもどこでも」視聴できる利便性がある。

また、見逃し配信や特典映像といったデジタルならではの付加価値を提供できる点も、現在のボクシング興行がネット配信を選ぶ大きな理由の一つ。

「なるほどねぇ~」

かつてのように、家族全員がお茶の間でテレビを囲んで世界戦を見る・・・、という光景は少なくなったんでしょうね。

しかし、有料配信になることで、より高いクオリティの試合が実現し、選手に正当な対価が支払われるという新しいスポーツの形が進んでいるとも言えるようです。

 デジタルに弱い、シルバーは気軽にみれない時代になったということでしょうね。

写真:Ai画像


2026_05/01

「海賊」と呼ばれた男の遺産:出光丸のホルムズ海峡通過

一昨日から、日本人として、感動的なニュースが報道されています。

出光興産系の原油タンカー「出光丸(IDEMITSU MARU)」が、緊迫するホルムズ海峡を無事に通過したという知らせ。

なぜ、これほどの緊張下で円滑な通過が可能だったのか。

その背景には、今から73年前の歴史的な出来事「日章丸事件」が深く関わっていると。

駐日イラン大使館は公式SNS(X)にて、この事件を引き合いに出し「この遺産は今なお大きな意義を有している」と投稿しました。

「日章丸事件とは!

1951年、イラン政府は石油の国有化を宣言!

これに猛反発したのが、当時イラン石油を独占的に支配していたイギリス。

海軍力を動員して海上を封鎖し、イランの石油輸出を完全に阻止しようとした。

そんな中、1953年に西側諸国の反対を押し切り、秘密裏にタンカーを派遣したのが「海賊」と呼ばれた男「出光佐三」が社長を務める出光興産でした。

これが「日章丸事件」

日章丸は英国の厳重な監視網を突破し、イラン産石油の運搬に見事成功。

戦後復興のために安価なエネルギーを切望していた日本と、石油の販路を必要としていたイラン。

両者の利害が一致して成し遂げられたこの快挙は、イランの人々の心に「日本は窮地を救ってくれた友だ」という記憶を刻みました。

一部には、「日本とイランの『特殊な関係』を強調することで、米国を中心とした包囲網に揺さぶりをかけ、日米の間に亀裂を生じさせようとする外交的な意図も透けて見える」と解説する人もいます。

・・・が、どのような背景があろうとも、70年以上前に先人が築いた「覚悟」と「誠実さ」という名の遺産が、現代を生きる私たちのエネルギー供給、そして航路の安全を守るひとつの鍵となっている事実に変わりはありません。

ビジネス、そして国と国との信頼関係は、一朝一夕に築けるものではありません。

困難な局面においてこそ真価を発揮する「信頼の蓄積」の大切さを、改めて深く教えられたニュースでした。

私たちも、次の世代に誇れるような誠実な仕事を積み上げていきたいものです。

写真:「二重丸(◎)の赤い三角印が出光丸の現在地」。

現在、オマーン湾を速度26.5km(14.3ノット)で航行中。
次の寄港地に5月18日到着(マリン・トラフィックより)